私がなぜ一人暮らし歴10年なのに料理ができないか本気で考えてみた。
この際、声を大にしてハッキリ言おう。
私は料理ができない。
ヘタ、とも言えるが、
そもそも料理をしない。
できないけどしないのでもない。
料理への情熱を全く持てないままアラサーになってしまったのだ。
これまでも要因はいろいろあったように思う。
大学時代はパン屋でバイトをしていたので、廃棄するパンを持ち帰っては冷凍して食いつないでいた。タダなので食費が浮くのが嬉しくて、パンばかり食べていた。
新卒で入社した会社では営業職だったので、10歳以上年の離れた先輩たちに可愛がってもらい、ほぼ毎日飲み歩いていた。
次に転職した先はベンチャーで、終電ダッシュの毎日で自炊どころじゃなかった。
そして今、人事をやっているが、ぶっちゃけそんなに忙しくない。
大して飲み歩いてもいない。
ただただ、自炊へのモチベーションが低いのである。
これまで彼氏に手料理とかしてこなかったの?と聞かれるが、前に付き合っていた彼氏は潔癖性でキッチンが汚れるのが嫌だから料理禁止だった。
ちゃんと掃除すればいいでしょ?と聞いたが、新築レベルまで綺麗に掃除できるならいいよと言われ、心が折れた。
一人暮らしってこわいですね。
だって何を食べても、どんな姿で食べても誰も見てないんだもん。
すっぴん・あぐら・ジャージで20%引きだったお惣菜をパックのまま食べながら缶チューハイを飲む姿なんて、絶対に男性にお見せすることはできません。
そんな私にも、「料理ができるようになりたい!」と思ったことは何度もありました。
料理本を買い、クックパッドを見ながら料理をしてみました。
スーパーで必要な材料を買い、使ったことのない調味料やおしゃれな食器も買い足しました。
でも普段から料理をしてないもんだから、
下ごしらえは時間かかるし、手際悪いし、
お腹すいたのにすぐ食べれないのがストレス
で全然続かなかったんですよ。
お買い得だと思って買った卵8個入りや、玉ねぎ5個セットなんてあまりまくりました。
そこで本気で考えてみました。
私がいまだに料理ができない理由を。
それは、
ありのままの自分を愛して欲しいという傲慢である。
愛する人に料理を振る舞い、喜んでもらいたいという気持ちよりも、努力もせず料理ができないダメな私をありのまま愛してほしい❤️という傲慢だ。
そんなこと、うすうす気づいていたのだ。
でも、それでも、料理への情熱が持てないでいる。
今度こそ、彼氏ができたら料理を振る舞いたいと思う反面、キッチンに立つことが億劫でしょうがない私。
自炊している皆様は、一体どんな気持ちで取り組んでいるのか、本気で教えてほしいです。
お願いです。
私はどうしたらいいですか。
やっぱり、とりあえずキッチンに立て、ですかね。